「103万円の壁」の見直し
2025年4月28日

皆様こんにちは。
税理士法人Wewillの税務事務局です。

令和7年度税制改正では、いわゆる「103万円の壁」への対応として、所得税の基礎控除と給与所得控除が見直されました。
基礎控除は、合計所得金額が2,350万円以下の人について、従来の48万円から58万円へと10万円引き上げられます。

さらに、所得が655万円以下の人に対しては、新たに特例が設けられ、合計所得に応じて最大37万円の上乗せが4段階で適用されます。

このうち、132万円以下の層への上乗せ(37万円)は恒久措置ですが、それ以外の上乗せ(30万円、10万円、5万円)は令和7・8年分の2年間限定の措置です。
2年限定の特例でも、納税者全体の約8割が対象となる見込みで、広く恩恵を受けられる点が大きなメリットです。
気になる方はお気軽にご相談ください。